音楽

2023.12/15【ライブレポート】ANCIENT MYTH × SAISEIGA 2MAN TOUR 極彩色の悪夢 渋谷 THE GAME

渋谷 THE GAMEにANCIENT MYTH(エンシェント・ミス)SAISEIGA(サイセイガのライブに行ってきました。

今回のライブを行くと決めたのは当日の昼12時。本当は初台のSECRET SPHEREとSERENITYへ行こうとしていたのですが、なんとなくこちらにしました。(直感大事)
当日券のためU30割は適用されず(それでもドリンク代含めて5千円なんで)バンドへのお布施と思えば余裕ですし、初台のほうは1万と倍かかるので実質5千円の勝ち。

ANCHIENT MYTHは初めて、SAISEIGAは2回目となります。なぜかTwitterで相互フォローのANCIENT MYTH、7月の赤羽でのGALNERYUSのライブの時にO.Aとして初見で衝撃を受けたSAISEIGA。これは何かの縁!行くしかないでしょう!

メンバー
 Michal(ボーカル)
 Hal(キーボード)
 Shibuki(ドラム)
 Kohei(ギター)
 TAKAAKI(ベース)※サポート

SET LIST

 初見のためセットリストがほとんど分かりません。今後分かれば更新したいと思います。
  ライブ終了後に思い出しながら起こしましたので書いているところも間違っている可能性はあります。

  1. Abyss(SE)
  2. Chaos to Infinity(MVの衣装でHalさん作曲の超かっこい曲と言ってた、自信あり)
  3. River of Oblivion
  4. Crimson Stigmate
    MC
  5. Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen(有名なモーツァルトのアリア、自信あり)
  6. Canis(恐ろしいくらいに自信ない)
  7. 天狼大神(きっと多分そうだと思う)

  8. MC
  9. Ambrosian Blood(漆黒の扇子の曲、自信あり)
  10. Astrolabe in Your Heart
    MC
  11. Against the Fate(タイトルコールしてたので自信あり)

#1,#2,#5,#9,#11は自信あり!他はいくつか絞れてはいるのですがかなり曖昧なので”?”とさせていただきます。

感想

 まず急遽行くと決めたのでユーチューブを利用して何曲か聴く。世界観が僕のドツボすぎて今まで聴いていなかったのを後悔しました。僕は映画音楽のような壮大、荘厳な曲が大好きなのですまさに...!って感じでした。

 19時05分頃、照明が消え壮大なSEと共に幕が上がりました。メンバー全員が真っ黒な衣装に身を包み、後ろを向いてました。真っ暗な中唯一紫に光るMichalさんの魔法の杖の水晶玉。一気にANCIENT MYTHの世界に引き込まれました。

 Michalさん(ボーカル)は中低音から高音(ソプラノ)までを巧みに使いこなすメタルでオペラな歌唱は聴いていてとても心地良い。話すときは関西弁の小悪魔ちゃんというような感じで、友達が多そう笑。
 SAISEIGAのときも普通に客席でポンデライオン(使い魔ちゃんと言うらしい)片手にはしゃいでいるという面白いお姉さまでした。

 Halさん(キーボード)は演奏しながら曲を口ずさんでおり、楽しそうな雰囲気が大好きになりました。僕はライブの時は基本はボーカルを見ているのですがこのバンドではHalさんを一番見ていた気がします。
 所々でキーボードを持ち上げて弾くパフォーマンスや、#9以降ショルキーをかけて、時折前に出てきて楽しませてくれました。何か引き付けられる魅力を持っていました。話し方とかX JAPANのYOSHIKIさんぽかった。気がする。

 Sibukiさん(ドラム)はめちゃくちゃ細身の身体から繰り出される爆音、轟音、MC中では唯一(TAKAAKIさん除いて)話さなかったですが、バンドの屋台骨を支えることに徹している感じでカッコよかったです。
 最後キョウトシティパーカー着てたのはなぜ。

 Koheiさん(ギター)は初見でリーダーかと思うような存在感。身長190cmらしく物理的にもデカい。最後全員集合のとき女性ボーカル2人が台に乗っていたのですが、その2人と同じくらいの高さ笑。年齢がまさかの僕より年下、イケメン(女性ファンが上手側にいた理由が分かった)、ギター上手い、彼女いる、友達とかたくさんいる、高学歴…。(最後らへんは僕の勝手な想像によるひがみ)
 音楽性ゆえに常にギターが目立つようなバンドではありませんが、ギターソロなど決める時は決めてました。ルックスとかX JAPAN/LUNA SEAのSUGIZOさんぽい印象を持ちました。

 TAKAAKIさん(ベース)はサポートと知らず。2曲目か3曲目にめちゃくちゃかっこよかったシーンがあったんだけどどこかなー。MC中にHalさんがショルキーを担ぐときに手伝ってあげてたりとそれだけで人柄が伝わってくるような感じ。
 GALNERYUSの20thツアーのセトリ投票にT.F.F.B入れてたので勝手に共感してます。

 この言いたいことを言葉にできない自分の語彙力と知識のなさに絶望しますが、次のライブにもまた行きたくなるバンドでした!次は曲覚えてもっと楽しむぞー!

SAISEIGA

メンバー
 Regan(ボーカル)
 Wakkun(ギター)
 Katsuki(ベース)
 桐子(ドラム)

SET LIST

SAISEIGAは会場にセットリストを置くタイプ、Twitterでも公開してくれるので嬉しみが深み。

感想

 7月のGALNERYUS赤羽ライブで初めて見たときにこれはまた見たい!と思ったのがSAISEIGAです。なんといってもボーカルのReganさん。女性とは思えないグロウル、轟音轟音。正直、僕はグロウルとかは苦手で、ARCH ENEMYとかは声がダメでいまだにちゃんと聴いていません。しかし、生であの声を体験してしまったらもうその虜。というかそもそも歌唱力がとても高い。ボーカルメロディーがしっかりしてるのが僕の好み。

 今回のツアーは極彩色の悪夢ということで悪というような方向性なのですが、ANCENT MYTHのMichalさんが魔法の杖片手に悪の魔法を掛けるのに対し、SAISEIGAのReganさんは鉄線(紐)をグルグルに巻き付けたバット片手に登場。なんとも暴力的なスタイル。

 Reganさんはぎらついた目でこちらを睨み、中指を立てるというご褒美まで頂きました。最高です。そんなハーレイ・クインのような凶悪な見た目のReganさんですが、手はそれはそれはもう麗しい女性の手で癒される男の子の僕。
 癒されると言えば、曲間で「ゴクサイ!ゴクサイ!」とコール&レスポンスタイムがありましたが、ドラムの桐子さんにマイクが渡るとめちゃくちゃかわいい声で「ゴクサイ!ゴクサイ!」してました。Reganさんの極悪な「ゴクサイ!」の後やパワフルなドラムからは想像できない声。いい悪夢が見れそうです。

 東京のセットリストは1stアルバム中心の選曲。RIDE ON、HANABI、Level5は赤羽のライブで演奏した曲なので予習できており、楽しいを超えた楽しいでした。
 VIPエリアでおじさん4人が小っちゃいサークルを作っていました。椅子取りゲームの終盤戦くらいの小ささでめちゃくちゃ笑った。

 Reganさんの声や見た目に目が行きがちですが、SAISEIGAの楽器隊もエグイ。何より音がデカい
 Katsukiさんの気持ち良いベースが、Wakkunさんの超絶ギターが、桐子さんの力強いドラムが、脳を揺らし心臓を叩く。技術的な所やあの曲のどこがすごいと具体的なことを言葉で表せないのが辛いですが、行けば分かるこのすごさ。もっと有名でもおかしくないと思います。SAISEIGAもライブに行きたいバンドになってしまいまして。3150!!

もっと知られほしい!

 わざわざ見出しを付けてまでこんなことを言うのには理由があります。

 全然人がいなかった。渋谷THE GAMEのキャパは300人です。当日券で行った僕がこんなことを言うのもおかしいとは思うんですが、100人行けばいいほうじゃないかくらいの入りでした。これだけ素晴らしい音楽を行う人たちが埋もれているということに切なくなってしまったのも事実です。僕も今まで知りませんでした。もっと有名になれー!!

 日本のメタルというジャンルがそもそも冷遇されている環境で、メタルで戦うバンドに心から敬意を示し、僕は今後も素晴らしい曲を奏でるバンドのライブに足を運ぶことを誓います。

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