2024年11/30,12/22日　GALNERYUS 20th Anniversary "THE RISING OF THE NEW LEGACY Pt.2” 名古屋ElectricLadyLand ＆ 立川STAGE GARDEN 【ライブレポート】

GALNERYUS（ガルネリウス）20周年ツアー、名古屋とファイナル立川の感想を書きたいと思います。

9月に発売した新アルバム「THE STARS LIGHT THE WAY」のツアーとして10月から始まったツアーも立川でついに完走。中国４公演を含めると18本行ったツアーのうち9か所に参戦しましたが、それぞれがそれぞれの良さ、素晴らしさがあり行って良かったと思いますし、時間とお金があれば全部行きたいくらいでした。11月のクレジット代24万？後悔してません！

メンバー

SYU (Gt)
Masatoshi"SHO"Ono (Vo)
TAKA (Ba)
YUHKI (Key)
LEA (Dr)

セットリスト

LEAドラムソロ初披露の名古屋！小野さん実は絶不調らしかったのに全く微塵もこれっぽちも感じさせないファイナル立川公演！

本編

名古屋は前回のツアーぶり二度目でしたので、今回は少し早めに来て名古屋城見たり、友だちとご飯食べたりしてちょっと観光。友達誘ったんですけどね～…断られた泣

立川は個人的な都合で前日から前乗り！ビールの写真上げたらエゴサしてくれるLEAさんからいいねもらいました笑

会場は今までの会場の中で圧倒的に広くすげーとなると同時に、2階席3階席は寂しい感じを受けてしまいました。あそこが埋まっていれば上からも下からも声が響いてくるんだろうなーという妄想をしながら、ヘヴィメタル、GALNERYUSの良さをいろんな人に知ってもらいたいなという気持ちも出ちゃいますよね。

定刻はどちらも18:00。

新アルバムのSE、”GO TOWARDS THE UTOPIA”でメンバーがそれぞれ入場。

"THE REASON WE FIGHT"は名古屋も立川もイントロ部分を小野さんが「オーオオー」と歌い出して、テンション上がってるのかな？と思って嬉しくなりました。そしたらなんと立川では体調不良だということが最後にSYUさんから明かされてびっくり。そんなことを感じさせない小野さんのハイトーンが1曲目から響き渡ります。

やっぱりGALNERYUSは大きな会場がよく似合う！ライブハウスももちろん良いんですがやっぱり大きな会場でやってほしい！と立川みたいな音響が良く人もたくさんの会場で見ると思っちゃいます。

続いて”LOST IN THE DARKNESS”ですがYou are the hate!とかサビで歌える個人的に大好きなバカ楽しい曲なんですが、ツアーたくさん行った代償なのか今日が終わったらもしかしたらもうしばらくは演奏しないんだな…みたいな寂しさの感情が出てきました笑
驚異的なペースでアルバムを出しているGALNERYUSの嬉しいんだけど寂しいところなんですよね笑

”FINALLY, IT COMES！”、間奏のベースソロのところでツアーの前半はSYUさんがTAKAさんの方へ寄って合わせるように弾いていたんですが、回数を重ねてそうする必要もなくなったのか、TAKAさんがお立ち台で弾いていてやり込んだ数がそうさせているんだなと勝手に美化したりしてました。

長野から始まった”ALSATIA”はファイナルまで演奏しましたね。セットリストでは唯一のYAMA-Bさん在籍時の曲でした。今ツアーでもYAMA-Bさん在籍時の曲は"ALSATIA"と"UNITED FLAG"のみで小野さん以降の楽曲でセットリストを固めた印象を感じました。

”IN WATER'S GAZE”、3拍子のリズムに小野さんのエロい低音ボイスやハイトーン、YUHKIさんのイカれた演奏、盛り上がりパート、SYUさんの泣きのアウトロ等々が詰め込まれた楽曲は、ツアーの最初は演奏している本人たちも緊張しているような感じを受けましたが、名古屋、立川では楽しんでいるようにも見えました。半端ない。

今ツアー唯一のバラード枠、”CRYING FOR YOU”、毎回同じ感想になってしまうんですけどしょうがないですよね。小野さんのバラード最強。You're the Onlyの「愛しているのさーーー」の「さーーー」みたいな小野さんの太っいロングトーンが大好物の私はこの曲の「voited heart」の「ハーーーと」とか「Far from the sky」の「すかーーーーーーーーーい」とかにマジで涙が出た。そしてそれを支える楽器隊。特にLEAさんのドラム。正直メタルのバラード曲では歌を堪能したいのにちょっとドラムうるさいなと思ってしまうことがあったりするんですがLEAさんは全くそんなことがないのですよ。

立川のラストのギターとキーボードの掛け合いのソロではSYUさんが予定より1回多く弾いたんでしょうかね？YUHKIさんが笑顔でTAKAさんLEAさんに「あと1回」みたいなジェスチャーをやっているのが見えました。そしてそうだとしたらそこを即興で演奏しちゃうんですからね。

名古屋のMCで「ここで誰もが予想していなかった曲をやります」とここまで”SAVE YOU！”だった場所に違う曲が入る期待を膨らませて流れたのは”SCARS"のイントロ。演奏したのは2015年の沖縄ライブぶりだそうで。沖縄ライブではLEAさんはお客さんとして見ていたそうですね。私が初めてGALNERYUSのライブを観たのはVETELGYUSの渋谷公会堂からだったので2011年のレコ発ツアーと単体沖縄ライブでしか演奏されていない”SCARS”は初めて生で聴くことになります。ラストにただでさえ高いサビがさらに高くなるという鬼畜な曲を小野正利57歳は完璧に歌いました笑。半端ないです。立川なんて体調不良だったんだからセトリ変えても良かったのでは？とまで思うくらいに振り絞って歌ってました。

そして今ツアーこの曲を聴くために行っていたと言っても良いくらいの曲、本編ラストの”I BELIEVE”。SYUさんがイントロのときに胸を叩く姿が印象に残っています。Ｘとかで色んな人が言ってたり、SYUさん自身もインタビューで言ってたりしますが、Bメロが最高すぎるこの曲。「暖かな光が～」に胸を計9回打たれました。もっと打たれたいな！次のライブでもやってください！
立川ではラストの「Utopia」のロングトーンがなかったんですが、後々体調不良だったという理由を知って納得。小野さん振り絞って歌ってくれてたんだなと思うとまた涙が笑

アンコール

アンコールは新アルバムで唯一本編でやっていない”HEARTLESS”。その前に小野さんのユルユルMCがあり、メタルのライブに戻すために声出しをするんですが、名古屋では「おーい！おーい！名古屋ー！手羽先ー！味噌カツー！食べたーい！おーい！HEARTLESS！！！！」とかいう始まりで楽曲との差がすごい笑

体調不良だった立川ではかなりきつそうに歌っていた印象でしたが、そりゃきついよなと。ただ楽曲のイメージで行くと爽やかに歌うよりかは振り絞って叫ぶという方が合っておりそういう意味では体調不良だからこその気迫や鬼気迫るもの感じて迫力がすごかったですね。（鬼畜な感想）

そして"HEARTLESS"が終わると小野さんの「On Drums！！LEA～！！」という声と共にLEAさん以外のメンバーが捌け、LEAさんのドラムソロが！LEAさんのソロ初めてじゃない？と思いながら聴いていましたが、ライブのラストにSYUさんから「いつも何か起きる名古屋公演ですが、ついにLEAのソロをやりました！！おっさん涙が出たわ」と紹介。ドラムオンリーではなくバックミュージックに乗せて叩くのでこちらとしても手拍子がしやすくありがたい笑
限られた時間の中でドラムソロのパートを入れるくらいLEAさんがGALNERYUSの中で信頼されているんだなと。加入したての頃Twitterに「鬼練！」としてSYUさんと二人で特訓していた日からずっと努力を続けてきているんだなと思いました。そりゃSYUさん泣きますね笑

再びメンバーが舞台に表れ再度小野さんから「On Drums LEA～！！」のコールがあった後、演奏されたのは”THE TIME HAS COME”

思わず「うわー！」と叫び声が出るくらいの意外な選曲で次アンケートがあったら書こうと思っていた曲だったので興奮しました。2011年のPHOENIX RISINGのツアーではサビの「Time has come」部分をSYUさんがデスボイスで歌ったいたのですが、今ツアーでは小野さんがそこも全部歌っておりテンション上がりました。立川では全部客席にマイク向けてましたけど笑
さらには、2番のデスボイスパートはSYUさんのデスボイスに小野さんが上からハモっていて最高でした。

今ツアーでは"SCARS"や他の公演でも"FUTURE NEVER DIES"をやっていたり、前回ツアーでは"T.F.F.b"に"NO MORE TEARS"と「PHOENIX RISING」からの選曲が多いなという印象。こうなると"THE WIND BLOWS"も聴きたくなりますね～

ラストは”ULTIMATE SACRIFICE”
立川ではアンコール中にSYUさんのデスボイス用マイクがセッティングされず違う曲挟むのかな?とか想像してたんですが、ただ単に不採用になっただけでした笑
ラスサビでいつもSYUさんが小野さんの近くに寄って弾いているんですが、SYUさん曰く小野さんの歌声に泣いてしまったとのこと。明るく前向きな"I BELIEVE"と怒りや叫びを込めた哀愁の"ULTIMATE SACRIFICE"という長尺曲を同じ日に聴けるのが今ツアーの最大の見どころだと思いました。

そして立川では小野さんの「ファイナル立川！もう1曲行きますよー！！」という声と共に金テープが発射され演奏されたのは”RAISE MY SWORD”

ファイナルだし何かあるかなとは思っていましたが"ULTIMATE SACRIFICE"からの流れで来るとは。コンセプトアルバム2作の最初の曲と最後の曲を続けて演奏されるのは個人的にエモい気分になりまして、ツアーの締めくくりにコンセプトアルバム3作目への暗示かなとか想像をしてしまったり。

まあ"RAISE MY SWORD”はアンコールのド定番なので考えすぎかな笑

"RAISE MY SWORD"終了後SEの"LIFE WILL GO ON"が流れる中SYUさんから今ツアーの締めくくりの言葉と小野さんの体調不良と各メンバー紹介がされバンザイ。終演かと思いきやステージの照明が暗転したままで終わるような雰囲気でないことを察すると、アンコールを求める声が少しずつ大きくなります。私は直前に小野さんの体調不良を知ったばっかでアンコールする？？とも思いましたが、はい、しました。

再びメンバーが出てきて"DESTINY"のイントロが。小野さんの「この曲はみなさんが歌う曲ですよ？タイトルは分かりますね？せーの」とマイクを客席に向け、みんなで「DESTINY！！！」とタイトルコール。サビはほとんど客席にマイクを向けてみんなの"DESTINY"で今ツアー最後の曲が終わりました。

2023年、2024年と2年に跨って行われたGALNERYUSの20周年記念ツアー。MCでは来春にツアーの映像作品が出て、それに伴うツアーがあると発表されました。止まることなく進み続けるGALNERYUSをこれからも応援していくぞー！！！

MCまとめ

MCは順不同で覚えている限り…

名古屋

・「名古屋公演なんですが前回の札幌から間が空きすぎていて初日の緊張感がありますね」

・「インディーズと言う店で肉食べました。今日はハラミパワーと2割ハンバーグパワーで頑張りますがにんにく食べたのでちょっとガーリック笑。」
YHUKIさん「ちなみにTAKAさんは100ポンド食べてましたよ」

・「ツアー始まった時は長いなと思いましたけど、あともう国内4か所って考えると寂しくなっちゃいますね。足りねーよって人は中国に来てください」

アンコールMC

・「SCARSなんて歌えないし5拍子だったり4拍子だったり。IN WATER'S GAZEのオイ！オイ！のとこも123(オイ)123(オイ)123(オイ)45123(オイ)でちょっとあれあれ？！ってなるでしょ笑。そんな曲ばっかりなんですから」

・「MCは何話そうか考えてるんですけど結局自虐的なのが一番ウケるなと。専門学校で今年18～20歳くらいの子が入ってきて『先生これ凄いっすよね』とAOSの動画見せてきたんですよ。『いやー、もう出ないよー』って答えたら『まあ、全盛期ですもんねー』。こちとらお前が生まれる前から歌ってんじゃ！と心で思いながら『そうだねー』と返しました。」

・「前にLOUDNESSの二井原さんと対談した時に『小野君、大変やな。GALNERYUSは少しでも調子悪いと歌えんやろ』と言われた話をLEA君にしたら、『ま、調子よくても歌えないですよねー』『！！！？？』」
「若いから言葉が足りないんですよー。まあ、俺の言い方も悪意があるかな」

・「LEA君はなぜか年齢非公表なんですけど、俺が80歳って考えるとあと23年。その頃にはまだLEA君は今の僕と同じか下くらいでバリバリ現役で叩いてると思ったら寂しくなっってきちゃって今を大切にしたいと思うようになりました笑」

ここでLEAさんが登場。2人でのMCが始まりました。

・「SCARSは前からやろうとは言ってたのにリハでも結局やってなかったんですが、ステーキ食べてるときに決まって今日リハでやりました。」
LEAさん「多分10年ぶりくらいですよね？」
「LEA君はGALNERYUSのこと何でも知ってますからね」

・「僕も色々名のある人とセッションしたりするときに歌っているとお客さんが後ろのドラムを見ようとして顔を動かして俺を邪魔だみたいな動きするんで隠してやります。まず俺を見ろと笑。GALNERYUSは実はセンターとドラムの位置を少しずらしてるんですよ。今度LEA君のこと隠してやろう」
その後のHEARTLESSで隠してました笑

ULTIMATE SACRIFICE後にSYUさん
・「ガルネ！GALNERYUのツアーも中盤来たんでしゃべります！バンド名かんじゃった」

・「みなさん！アルバムを買って、聴いてくれてありがとうございます。みなさんのメタル魂が僕たちを熱くしてくれます！」

・「そして今日！LEAが初めてドラムソロ叩きました！もうおっさん泣きました」

・「最後にメンバー紹介します！YUHKI！TAKA！LEA！SYU！小野さん！」
YUHKIさん、TAKAさん、小野さん、LEAさん、SYUさんの順で並んでおり、奥から並び順に紹介していくかと思いきやTAKAさんの次LEAさんで順番飛ばされた小野さんが俺じゃないんかい！的なリアクションをしていたのが面白かったです。

立川（立川は終演後にメモとかしてなくてまじで覚えてないです。そんな感じだったくらいで見てください）

・「先日中国に行ってきたんですが、最後の上海では900人くらいお客さんが来てくれました。最初の深圳が一番動員が少ないと事前に言われていたんですがそれでも200人くらい来てくれてありがたかったです。4か所で合計2000人くらい来てくれたのかな。俺こんなMCで海外行ったときはどうしてるかって思うでしょ？海外でもこんな感じです。それでも海外の人はなんとなく分かってくれて感じですね。」

アンコールMC

小野さんが出てきて座っていたお客さんが立ち始めますが、「いやいや座っていて大丈夫ですよ」と座らせる。

・「イス席いいですね。それ背もたれどれくらいですか、のけぞってみてください。」
　「おーいいですねー笑」

・「今日はいつものライブ前のルーティーンの松本伊代ちゃんセカンドアルバムをフルで聴くが出来なかったので帰りに聴こうと思います。」

・「物販紹介です。Tシャツ、リストバンド、タオル、バングルライト。1つと言わず2つ3つ。タオルなんかお歳暮にいいじゃないですか笑」

・「今日はカメラが入ってますが、予定では来年の春頃に作品としてだす予定で、GALNERYUSは作品を出すとそれに伴うツアーがあるということになってます。」

・「1年はあっという間で来年58になって色々やったら59いよいよ還暦という感じですが、60歳になってまだ歌えていたら俺はハイトーンだと各局に売り込みたいと思います。今はまだハイトーンじゃないので。テレビとかで最近の人の曲を聴くとそんな高くなくてもいいのにみたいな曲ばっかでびっくりしますね。」

・「中国ツアーは何かアクシデントとかは特になく終わったんですけど、しっかりしてると思われていたLEA君がドラムのスティックをケースごと北京に忘れるということをやらかしまして、急遽上海で現地のスタッフに買ってきてもらうという。」

とLEAさんの話をしていると名古屋に続きLEAさん登場。「また僕のこと言ってるんですかー」

その後呼び込みせずに他のメンバーも出てきましたが続く小野さんのユルイMC。名古屋のところで書いた二井原さんの話をしてました。

終演後SYUさん

・「年末、12月のこのくそ忙しい日にみなさん来ていただきありがとうございました。こんな光景めったに見れるものじゃありません。」

・「今ツアー合計18公演やったんですがインフルエンザとかの季節で体調不良になるメンバーもいたんですが、小野さん今日めちゃくちゃ体調悪かったんです。」
小野さん「言っちゃった」
　「ULTIMATE SACRIFICEのときなんか泣いてしまいました。」

・「メンバー紹介！」

「LEA！今ツアーでは初めてドラムソロ叩いたり病気乗り越えて立派になっておっさん泣きました」

「赤髪の邪悪な人。TAKA！ツアー中は小さい会場とかだと後ろの方で演奏しててかっこいいスラップとかも前で見せたりできなかったけど立川ではたくさん見せ場あってよかった。」

「説明不要のイカれたキーボードYUHKI！YUHKIさんはホテルの部屋もずっと一緒で～」等言ってましたが忘れた泣

「そしてOn Vocal SHO！！！」
SYUさんのSHO呼び久しぶりすぎてめちゃくちゃ印象に残りました

「SYU！！」